当院救急部では、24時間365日、救急患者さんの診療を行っています。当院は香川県より救命救急センターの指定を受けており、いわゆる三次救急の患者さん(心肺停止、重症多発外傷・熱傷、脳卒中、心筋梗塞など)の最後の砦として、職員一丸となって日々頑張っております。
平成30年の1年間の救急車搬入は3,490件で、受診患者総数は12,264人でした。1日9~10台の救急車を受け入れていることになります。そのうち心肺停止患者(CPA)は132人と、県下随一の多さとなっています。救急車で受診した約6割の患者さんがそのまま入院となっており、比較的重症度の高い患者さんが多いのが特徴です。我々救急部は的確にかつ迅速に重症度および緊急度を見極め、初期治療や検査を進め、各科の先生方の協力のもと根本治療へとつなげていく、大事な架け橋の役割を担っていると思っています。
新病院の開設にあたり、救急外来および各診療部門の設備や動線が旧病院のものと比べて飛躍的に改善され、最新機器も新たに数多く採用されています。
また、病院屋上にはヘリポートも新設され、遠隔地や離島などからヘリで搬送された患者さんも速やかに診療できるようになりました。今まで以上に質の高い救急医療を皆様に提供すべく頑張ってまいりますので、よろしくお願いいたします。
年度 | 救急車搬入 | 受診患者総数 | 心肺停止患者 CPA | 1日あたりの受入救急車 |
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平成30年度 | 3,490 | 12,264 | 132 | 9.6 |
平成29年度 | 3,263 | 11,595 | 139 | 9.1 |
平成28年度 | 3,440 | 12,069 | 153 | 9.6 |
平成27年度 | 3,563 | 11,910 | 153 | 10 |
平成26年度 | 3,316 | 11,351 | 170 | 9 |