認定看護師 乳がん看護認定看護師 山下 加奈子
現在の部署
5東病棟(乳腺・内分泌外科、婦人科 病棟)・乳腺外来
認定・専門看護師を目指したきっかけ
がん看護の臨床経験を積み重ねる中で、自分の専門分野を持ちたいと思いました。
がん領域の認定看護師は複数ありますが、初発から全治療期において看護できる分野だと思い、乳がん看護認定看護師を目指しました。
各分野の役割
・告知後のサポートや術式選択・治療選択への支援
・集学的治療(外科治療・薬物療法・放射線治療の組み合わせ)にともなう副作用に対する専門的ケアの計画実施
・リンパ浮腫の予防、症状緩和に向けての専門的技術の提供
・治療にともなうボディイメージの変容、心理・社会的な問題に対する相談・支援
・自己検診法の指導 などがあります。
現在の活動
病棟と外来を組織横断的に活動し、切れ目のない看護を目指しています。
外来では手術前や化学療法前の患者さんとの面談を通して、不安の軽減に努めています。
患者さんの大切な情報は、医師・看護師・薬剤師・MSW(メディカルソーシャルワーカー)・遺伝カウンセラー等との多職種カンファレンスで共有しています。看護師も病棟・外来・通院治療センター・患者サポートセンターから参加していて、最善のケアのために協働しています。
これからの目標や抱負について
乳がん好発年齢は40歳~60歳代で、家庭や職場での役割が大きい時期に発症することが多いのが特徴です。また結婚・妊娠・出産等の問題を抱えた20歳代後半から30歳代の患者さんも増えています。
治療と共に一人の女性としての患者さんを支えられる存在でいたいと思っています。