概要
- 住所:
〒760-8557 高松市朝日町一丁目2番1号 - TEL:
087-811-3333 - FAX:
087-802-1188 - 敷地面積:
約62,000m2 - 延床面積:
約45,500m2(旧病院:約34,000m2) - 病床数:
533床(一般526床、結核5床、感染症病棟2床) - 構造:
地上11階 1棟 - 耐震性:
免震構造 - 外来駐車場:
468台
(内:かがわ思いやり駐車場 20台) - 職員数:
医師 218人(会計年度任用職員53人、パート職員31人を含む)
歯科医師 10人(会計年度任用職員3人、パート職員2人を含む)
看護師 668人
医療技術職員 218人
事務その他職員 219人
※令和6年4月1日現在 - 診療科目数:
33科 - 診療科目:
消化器内科、肝臓内科、呼吸器内科、糖尿病内科、血液内科、腎臓・膠原病内科、腫瘍内科、総合診療科、 緩和ケア内科、循環器内科、脳神経内科、小児科、消化器・一般外科、呼吸器外科、乳腺・内分泌外科、 心臓血管外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、 リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、歯科・歯科口腔外科、病理診断科 - 保険医療機関上の取扱:
入院基本料の施設基準
急性期一般入院料1、結核病棟入院基本料(7対1入院基本料)
入院時食事療養費
入院時食事療養(I)
病院の特徴
病院が目指すもの
高松市朝日町一丁目2番1号に整備した新中央病院。県の基幹病院として、急速に病態が変化する患者を対象にした急性期医療に機能特化します。
高度医療を必要とする患者を医療機関から紹介を受け、治療するとともに、複数診療科にわたる特に高度な処置が必要な重篤患者への三次救急医療に重点化します。
災害時医療やへき地医療も行います。
このため、医療スタッフの増員、新しい医療機器の導入、チーム医療充実のための専門医療センターの新設を行います。
引き続き「最適・最善・最新の医療」を提供し、県民と共に歩む県立病院を目指します。
専門医療センターの設置
内科系・外科系の専門医のほか、放射線・検査・薬剤などの医療技術スタッフが一体となってチーム医療にあたる専門医療センターを設置します。
心臓センターは心筋梗塞や大動脈解離など、急死につながる患者を対象とし、脳卒中センターは、脳出血・脳梗塞・くも膜下出血など、急死や重篤な後遺症になる患者を対象にします。がんセンターは、外科的な切除手術を行えないがんや白血病患者を対象として、抗がん剤治療や骨髄移植などを行います。
高度医療機器の導入
<ノバリスTx>
県内で初めて導入される高精度放射線治療システム(ノバリスTx)。周囲の正常組織に対する放射線障害を最小限に抑えて、病巣をピンポイントで放射線照射できるシステムです。
頭頸部・肝臓・肺・脊椎・前立腺など、幅広い種類のがんに対応でき、治療時間の短縮も図れます。
<PET-CT>
PET-CTは、がんの最新検査機器です。細胞の代謝活動状況を検出する機能により、全身のがん病巣を感度よく検出できます。病変の位置や大きさを正確に、かつ速やかに診断することができます。
<ハイブリッド手術室>
手術台と血管造影撮影装置を組み合わせたもので、検査しながら手術ができることから、各分野における高度で安全な手術を提供することが可能となります。
がん検診センターの統合
高松市郷東町にあったがん検診センターの機能を統合することで、検診から治療まで、一貫した迅速な対応が可能となります。
人間ドックと生活習慣病コースは日帰りで、全ての検査を検診センター内で実施できるため、大変便利です。
なお、オプション検査に変更・廃止がありますので、事前にご確認ください。
<PET-CT検診>
PET-CTを使用し、特にがんや腫瘍の有無などを確認します。
<脳ドック>
MRI撮影などを行い、腫瘍や脳梗塞などを確認します。
今後も地域と共に
中央病院は、高度急性期に特化した病院であることから、より重篤な患者の方々を多く受け入れ、人的資源や医療資源をより効果的・重点的に投入することが求められます。
新病院では、引き続き三次救急医療を行うため、1階に救命救急センターを配置し、エレベーターで直結した3階には手術室、ICU、新たにHCU(ICUに準じた機能を持つ病室)を拡充し、重篤な救急患者を治療します。
また、日常的な診療や健康相談などは、お近くに「かかりつけ医」を持っていただくようお願いします。中央病院で治療の必要があれば、かかりつけ医が中央病院に連絡し、診療予約を行います。この制度を利用すれば、よりスムーズな受診が出来ますので、ご理解とご協力をお願いします。
今後も安全・安心な医療を提供し、県民の皆さんの信頼に応えていきます。
防災対策も万全に!
東日本大震災を受けて、従来予定していた防災対策にさらに追加して、地震、津波、高潮対策を行いました。
<地震対策>
- 建物への免震構造の採用
- 建物部分の地盤改良の実施
→ 追加:地盤改良範囲の拡大 - アクセス道路の液状化対策の実施
<津波・高潮対策>
- 敷地の1mかさ上げ
→ 追加:建物地盤高をさらに1mかさ上げ - 敷地周辺に築山、防潮板の設置
→ 追加:建物地盤のかさ上げに合わせ、敷地西側の築山をさらに1mかさ上げ
→ 追加:建物1階の浸水対策を実施 - 地下階の非設置
- 主電気室を2階に設置
<災害発生時の対応>
- インフラの整備
・各種燃料物資などの備蓄
・電力の2回線受電、通信回線の2ルート化
→ 追加:防災センターの新設
→ 追加:災害活動空地に汚水貯留槽を追加設置し、容量を拡大 - 敷地内のアクセスの確保
・2方向アクセスの確保
・災害時の出入口の確保
・屋上ヘリポートの設置 - 災害時の医療提供
・トリアージスペース、災害活動空地を確保
・建物内に患者を収容可能なスペースを確保
・医療ガス配管などの必要な設備を整備
・ほかの災害拠点病院や広域救護病院施設などと応援・協力できる体制を整備
→ 追加:県医療救護計画の見直し
→ 追加:新中央病院の災害時マニュアルの充実や新中央病院BCPの策定