母乳育児
東日本の震災があってから「母乳のよさ」がさらに見直されました。
お母さんに優しく抱っこされおっぱいを口に含むということは、赤ちゃんにとってとても安心できることではないでしょうか。
新生児期は母親と子供という人間関係の確立にきわめて大切な時期です。赤ちゃんは母親の匂いや声、さらに存在そのものにやすらぎを感じます。赤ちゃんに自分のおっぱいを飲ませるということは「肌と肌とのふれあい」「目と目の見つめあい」「話しかけ」「匂い」「味」などを通じて『母子相互作用』が働き、母子関係の確立という点でもっともすぐれた効果が期待できます。
母乳は、
- 赤ちゃんに必要な栄養を含むようにその組織が変化します。
早産で赤ちゃんを出産した場合などは、早産児に適する組織となっています。 - 免疫学的にも優れています。母乳中には、細菌を食べる物質が多く含まれています。
- 赤ちゃんがおっぱいを吸うということは、口腔の発達や脳の発達を促します。
- お母さんの産後の身体の回復に役立ちます。