診療内容

診療科長（部長）　古市　浩美

　形成外科では、生まれつき、あるいは病気やケガにより生じた身体の異常や変形や欠損を、正常に近い形に再建することにより、機能回復と生活の質の維持向上に貢献する診療を行っております。

対象疾患は、一般的な外傷の縫合はもちろん、顔面外傷による創傷や顔面骨折、皮膚の悪性・良性腫瘍、軟部組織の良性腫瘍、眼瞼下垂症や睫毛内反症などの眼瞼疾患、手術後の肥厚性瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド、顔面神経麻痺後の機能再建、褥瘡・難治性潰瘍、熱傷、多合指症などの小児先天異常、巻き爪などの爪の疾患等多岐に渡ります。さらに乳房再建、四肢外傷の再建、頭頸部癌切除後の再建、リンパ浮腫および難治性浮腫などではマイクロサージャリー（顕微鏡下の微小手術）を駆使して再建外科も行っております。
　なお、当院では保険診療しか行っておらず、美容目的等の自由診療は行っておりません。また、レーザー治療も行っておりません。
　ご紹介いただいた患者さんを速やかに診察し、丁寧なインフォームドコンセントを心がけております。入院加療を要した場合は、その後病状が安定した患者さんでは、外来通院へ切り替え、ご紹介いただいた医療機関へ御協力をお願いしております。今まで以上に地域の医療機関と密接な関係を構築し、より良い医療提供を行える体制を築いていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

実績

年間の麻酔別及び疾患大分類別手術手技数