診療内容
診療科長(部長)森本 展年
脳神経内科は脳・脊髄・末梢神経に生じる病気を扱う内科です。頭痛、手足のシビレ、麻痺、言葉がしゃべりにくい、歩きにくい、ものが二重に見える、ふるえ・けいれんなどの症状がある患者さんを診察しています。
脳神経内科の対象疾患は
- 脳血管障害:脳梗塞、一過性脳虚血発作など
- 神経変性疾患:筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症、多系統萎縮症、パーキンソン病など
- 神経免疫疾患:ギラン・バレー症候群、重症筋無力症、多発性硬化症、視神経脊髄炎など
- 筋疾患:筋炎、筋ジストロフィー、ミトコンドリア脳筋症など
- 機能性疾患:頭痛、神経痛、てんかん、顔面痙攣や眼瞼痙攣、失神など
- 認知症:アルツハイマー病、レビー小体病、前頭側頭葉型認知症など
と非常に幅広いものです。診断が難しい病気や未知の病気もまだまだたくさん残されている分野で
す。どのような病気でも、まずは正しい診断が必要です。脳神経内科では神経学的診察に加え、MRI、筋電図、SPECT装置、PET-CT、頚動脈エコー検査、デジタル脳波計、ヘッドセット脳波装置、など充実した検査機器を駆使して、できる限り正確な診断にたどりつくことを目指しています。通常の検査では診断がつかないような筋疾患や末梢神経疾患に対しては、筋生検・神経生検を積極的に行い稀少疾患の診断においても多くの成果をあげています。また、公認心理師の協力のもと認知機能検査等の各種心理検査にも対応しています。
2023年10月から脳神経内科専門医3名に拡充され、新たに神経免疫疾患や頭痛診療のアップグレードに取り組んでいます。認知症の分野では、アルツハイマー病の疾患修飾療法が認可されたことに伴い、認知機能検査やアミロイドPET検査などアルツハイマー病の診療体制を整備しました。神経変性疾患の分野では、パーキンソン病の持続皮下注療法導入の準備を進め、当院でもパーキンソン病のデバイス補助療法を提供できるようになりました。
脳神経内科での診察には時間がかかるものが多いため、患者さんにはできる限り、かかりつけの医療機関から予約を取っていただいてから、受診するようお勧めしています。ただし、脳卒中や髄膜炎・脳炎など緊急性の高い疾患が疑われる場合はできるだけ早く対応した方がよいので、脳神経内科へ直接御連絡下さい。
クリックするとそれぞれの詳細な説明へジャンプします。
脳神経内科の診察では、病歴聴取と神経学的診察が重要です。脳神経内科医は、問診や診察から、病気の原因が脳にあるのか脊髄にあるのか、末梢神経にあるのか筋肉にあるのか?を特定し、それによってどこの部位を検査すれば原因が見つかるかを考えてから検査を行います。
脳神経内科を受診する方法
初診の患者さんは水曜日を除く平日午前11時までの受付です。
できるだけ予約をとって受診していただくことをお勧めします。
紹介状をお持ちでない初診の患者さんは厚生労働省が定めた制度により「選定療養費」という費用がかかります。
かかりつけの医療機関を通じてご紹介いただくことをお勧めしています*。
~神経内科からのお知らせ~
日本神経学会では2017年9月に診療標榜科名を「神経内科」から「脳神経内科」に変更することを決定し、各医療機関に対して、標榜科名を順次変更するよう通達がありました。当院でも2021年5月から「神経内科」から「脳神経内科」へ標榜科名を変更しました。診療内容についてはこれまでと変更はありませんので、「脳神経内科」としても、変わらずお付き合いくださいますようお願いします。
実績
診療予定表
午前
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 |
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森本 展年 高橋 義秋 | 佐々木 諒 森本 展年 森本 みづき | 森本 みずき 担当医 | 森本 展年 高橋 義秋 | 高橋 義秋 佐々木 諒 |
午後
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 |
---|---|---|---|---|
高橋 義秋 森本 展年 | 佐々木 諒 森本 展年 森本 みづき | 森本 みずき (予約検査) | 森本 展年 高橋 義秋 | 高橋 義秋 佐々木 諒 |
※医師が学会等出張の場合、休診となることがあります。
○受付時間は午前8時15分~午前11時
(再来受付機 予約診療:午前8時15分~午後4時
予約外診療:午前8時15分~午前11時)
スタッフ紹介
もりもと のぶとし
森本 展年
たかはし よしあき
高橋 義秋
ささき りょう
佐々木 諒
もりもと みずき
森本 みずき
こばたけ まさし