診断カテーテル検査・治療
狭心症、心筋梗塞などの冠動脈の病気の診断のためには、冠動脈に細いカテーテルを入れて造影する冠動脈造影という検査が必要になります。
原則として診断のための冠動脈造影は、右橈骨動脈からおこない、患者さんに負担や苦痛の少ない検査を行っています。
入院期間は3日間です。
年間1,300件の検査を行っています。
カテーテル治療
昭和60年から冠動脈の狭窄をバルーンで拡張するPTCA治療法を行っています。冠動脈内超音波(IVUS)を積極的に行い、病変径や病変長の正確な診断と治療効果判定を行っており、良好な成績をあげています。 冠動脈の石灰化した狭窄に対してはロータブレーターを用いた治療を行っています。
最近は近赤外線を用いた新しい画像診断システムOCT(Optical Coherence Tomography)での診断もおこなっています。
年間360件の冠動脈のカテーテル治療を行っています。
末梢血管(足の動脈、腎臓の動脈)のバルーンによる治療も積極的に行っています。
また血液透析のためのシャントの狭窄の拡張も行っています。
共同カンファレンス
外科との共同カンファレンスにより、病変に応じて外科手術との有用性を比較して、より理想的な治療法を決め、行っています。 また、当院では冠動脈病変のみならず、全身の動脈硬化性疾患の治療にも力を入れています。
患者さんのために最も良いと考えられる治療法を選択します。
充実の治療体制
ICU・CCUにて重症な循環器疾患を24時間体制で診療しています。