診療内容
診療科長(部長) 吉田 淳
当院は、より特殊、より高度な急性期医療に特化するため、2016年11月より「主として慢性疾患の病態である糖尿病」の病床数を7床から4床に削減しました。2021年10月より非常勤医師退職のため、水曜日の外来を中止していましたが、2022年4月より再開しています。
糖尿病につきましても、新規1型糖尿病、高血糖救急、周術期など、より特殊で、より重症な患者様を入院で診させていただきたいと考えています。外来診療におきましても、インスリンやGLP-1受容体作用薬などの注射による糖尿病治療を主に行っています。よって通常の内服治療のみの慢性期2型糖尿病などについては、なるべく他の医療機関への転医をすすめております。
また当院はDPC特定病院群病院であり、病院経営健全化のためにも入院中検査の削減を指示されています。もちろん離島など遠方の方を除きますが、外来での諸検査施行についてご理解とご協力のほどお願いします。また、少ない病床数での運営になりますので、これまで以上にかかりつけ医の先生方からの患者サポートセンターを通したご紹介をお願いします。(注射適応のない慢性期病態の場合は、お断りすることがあります)
ただし糖尿病の重篤な合併症については、これまでどおり関連各科と連携し対応していますのでご安心ください。当科の往診患者数は常時40症例以上あり、全病棟の約一割を常勤2名の糖尿病専門医が血糖管理を行っております。(要するに主病名の科に入院し、主科の主治医よりの依頼があれば、当科が併診いたします。)
糖尿病性網膜症については当院眼科へ、糖尿病性足潰瘍や壊疽は、形成外科もしくは整形外科を受診ください。末梢神経障害や認知症については神経内科へ、腎不全~透析導入などは腎臓内科へ、脳血管疾患は脳血管外科へ、虚血心疾患や末梢血管疾患は循環器内科へご受診ください。また悪性腫瘍については関連する各科のサポートも行っています。昨今の免疫チェックポイント阻害薬に関連した1型糖尿病の発症などに配慮することも大切です。
高口院長をリーダーに全病院スタッフで「同心同意」の気持ちをもって、当院の医療資源を最大限に活用できるよう対応していますので、みなさまのご理解とご協力をお願いいたします。
最後に、急性期治療が落ち着いたあとの日常的な診療は、お近くに「かかりつけ医」をもっていただくようお勧めしております。とくに昨今のコロナ禍で、2-3ヶ月毎診療の患者様もおられるため、「かかりつけ医」をもたれることが非常に重要となっています。急に病状が変化し、再び当院での詳しい検査を希望される場合は、「かかりつけ医」より当院の患者サポートセンターへ連絡して頂ければ、待ち時間が少なく予約診療が可能です。県内はもちろん、院内でのコロナ感染を広げないためにも、これまで以上に「かかりつけ医制度」のご活用をお願い申し上げます。
実績
外来診療は、病診連携や病病連携を軸におこなっています。入院治療は、糖尿病内科での入院患者さんだけでなく、院内のすべての科に入院中の糖尿病患者さんの治療を他科との連携でおこなっています。他科に入院の糖尿病患者さんの半数以上は、手術のための入院です。
診療予定表
午前
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 |
---|---|---|---|---|
中村 圭吾 | 吉田 淳 | 黒岡 直子(代診) | 中村 圭吾 | 吉田 淳 |
午後
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 |
---|---|---|---|---|
中村 圭吾 | 吉田 淳 | 黒岡 直子(代診) | 中村 圭吾 | 吉田 淳 |
※医師が学会等出張の場合、休診となることがあります。
○受付時間は午前8時15分~午前11時
(再来受付機 予約診療:午前8時15分~午後4時
予約外診療:午前8時15分~午前11時)
12月 6日 (金) 糖尿病内科 休診
12月11日 (水) 糖尿病内科 休診
スタッフ紹介
よしだ あつし
吉田 淳
なかむら けいご