最終更新日:2022/10/31

尿検査・血液検査

 ここをご覧になられる方は、尿検査をうけて腎臓病が疑われて病院を受診される方が多いでしょう。その場合、また病院で尿検査することは無駄と思われるかもしれませんが、実は学校健診などの尿検査は、’’大勢を一度に検査できて’’か’’病気の見逃しを減らす’’ようになっている簡易法です。そのため例えば「尿蛋白陽性」と言われた方の中には「尿がただ濃いだけで病的な意味はない」方も含まれます。ただ「治療に適切な時期には自覚症状がないことが多い」という腎臓病の特徴を考慮すると、健診では見逃しを減らす方法を採用する必要があります。

 そのため健診で異常があった場合に、病院では尿の精密検査を行います。また同時期の血液の成分と尿の成分を比較するような検査もあります。このような理由で、特に小さなお子さんでは採尿が大変な場合もありますが、尿検査を行います。

血液検査は大きくわけて、腎臓の機能を調べる検査と腎臓病の原因を調べる検査を行っています。