がん登録業務
がん登録とは、がんの罹患や生存の状況等を把握する仕組みであり、我が国のがんの現状を把握し、 がん医療の向上やがん対策の策定・評価のための基礎データとなります。
当院は平成13（2001）年11月1日よりがん登録を開始し、香川県地域がん登録事業（以下、「地域がん」）へデータを提供してきました。 平成19（2007）年からはがん対策基本法に基づく「院内がん登録」が開始され、 国立がん研究センターの院内がん登録実務者研修を修了した診療情報管理士が登録を行い、 国立がん研究センターへデータを提供しています。 さらに、平成28（2016）年1月から「がん登録等の推進に関する法律（以下、「がん登録推進法」）」が施行され、 全国の医療機関にがん患者の情報を都道府県に届け出ることを義務づける「全国がん登録」が開始されました。
全国がん登録とは、日本でがんと診断された全ての患者さんのデータを、国で一つにまとめて集計・分析・管理する新しい仕組みです。 これまで都道府県単位で行われていた「地域がん登録」は国主体の「全国がん登録」に移行されます。 全国区でのがん情報により正確ながん患者数や分布がわかり、国や都道府県のがん対策やがん研究に役立てられます。
登録により収集された情報は、以下の目的に利用いたします。
- 国立がん研究センターへの情報提供 ※院内がん登録二次利用についてのオプトアウト
- 全国がん登録、地域がん登録への情報提供
- 院内がん登録患者さんの生存率の計測（予後調査）
※院内で予後情報の把握ができない場合は、国立がん研究センターによる予後調査支援事業等により各市区町村へ住民票照会による確認を行います。 - 自施設のがん診療実態の把握
- 診療活動の支援、研究、教育のための資料提供
- 患者さんへの情報公開の基礎資料
上記のうち同意しがたい事項がある場合には、その旨を個人情報相談窓口（1階 医事経営企画課 TEL087-811-3333 内線2110・2111） までお申し出ください。お申し出がないものについては同意をいただけたものとして取り扱わせていただきます。 これらのお申し出は、後からいつでも撤回、変更等をすることができます。
なお、全国がん登録に関しては、「がん登録推進法」により登録が義務化され、 患者さん本人の同意を得なくてもよいとされており、 登録・情報提供の拒否はお受けいたしかねますのでご了承ください。
個人情報の取り扱いについては、「個人情報の保護に関する法律」および「香川県立中央病院の個人情報保護方針」に基づき適正に取り扱い、 保護、管理しています。
