最終更新日:2022/03/15

超音波内視鏡検査

内視鏡の先に超音波(エコー)装置が付いており、それを消化管(食道、胃、十二指腸など)の壁に当てて、消化管の壁の中にできた腫瘍や、消化管のまわりの臓器(膵臓や胆道、リンパ節など)を見る検査です。おなかの表面から検査する腹部エコー検査よりもより細かく病変を見ることが可能です。必要に応じて、超音波画像を見ながら病変に針を刺して細胞を取る検査(EUS-FNA)を行います(入院が必要)。また、治療としては、膵炎に伴う仮性膵嚢胞(膵臓に大きな水袋ができた状態)に対するドレナージ術(水袋から液を除去する手術)や、胃や十二指腸から少し離れた胆汁の流れ道(胆道)に対してドレナージ術(停滞した胆汁を除去する手術)を行うことも可能です。