当院の医療倫理について
医療倫理に関する事項は「倫理委員会」で決定しています。一方、迅速な協議や審査が必要な場合も多く、倫理委員会の下部組織として「臨床研究専門委員会」と「臨床倫理専門委員会」を設置しており、前者は臨床研究に関する事項を、後者は臨床研究以外の医療倫理に関する事項を担当して審議しています。
医療倫理についての院内組織体制、所掌事項については以下の図表をご参照ください。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
臨床倫理専門委員会
臨床研究以外の医療倫理に関する事項を審議しています。具体的には以下のような内容です。
・院内における臨床倫理の方針、ガイドライン等の見直し及び作成に関すること。
・当院の医療現場において倫理上の判断を仰ぐ必要のある事項。
・終末期の医療行為に関すること。
・宗教的理由による輸血拒否に関すること。
・生殖補助医療に関すること。
・遺伝子診断に関すること。
・胎児出生前診断に関すること。
・その他、当院において倫理の観点から審議の必要な医療行為に関する事項
・臓器移植及び脳死判定に関すること。(小児虐待以外は要請に応じて審議)
・院内の倫理に関する教育研修会の企画、開催に関すること。
名簿及び規程
臨床倫理コンサルテーションチーム
日常の臨床における診療・ケア等に関わる倫理的問題解決のための相談及び助言などによる支援を目的として、臨床倫理専門員会の下部組織として「臨床倫理コンサルテーションチーム」を設置しています。
チームは院内医療スタッフからの要請に応じて迅速に対応しています。またチームメンバーには、日本臨床倫理学会が認定する臨床倫理認定士、上級臨床倫理認定士が所属しています。