脳卒中医療

頸部頸動脈狭窄症 頸部頸動脈狭窄症とは?

頸部頸動脈狭窄症とは、頸部の頸動脈分岐部に動脈硬化性粥状変化により血管の狭窄を生じ、これが原因で脳血流量の低下をきたしたり、頭蓋内塞栓の原因となったりして脳梗塞を起こす原因となりうる疾患です。以前は、欧米人に多い疾患とされてきましたが、日本人の食生活の内容が年々欧米化するにしたがい徐々に増加傾向を示しています。

狭窄の程度が強くなると、その後の脳梗塞を予防するために外科的治療が必要となりますがその標準的治療は頸動脈内膜剥離術( Carotid endarterectomy:CEA )です。このCEAに関しては、欧米を中心に大規模な多施設共同研究がなされ内服薬のみで治療する方法と(内科治療)、CEA(外科治療)ではその後の脳梗塞の発症予防としてはCEAの方がすぐれているという結果が出ています。このためわが国でも広くCEAは行われていますが、CEAの手術リスクが高いと考えられたり、麻酔のリスクが高いと考えられたりする患者さんに対しては頸動脈ステント留置術という血管内治療も行われております。

現在のわが国の社会生活を考えると、この疾患はますます増加することが予測され今後も注目される疾患の一つだと思われます。

前のページへ戻る