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脳卒中医療(くも膜下出血 治療方法)

くも膜下出血は脳動脈瘤の破裂が原因のことが多いので、ここでは破裂脳動脈瘤に対する治療について述べます。

破裂した脳動脈瘤を放置しておくとまず間違いなく再出血します。そのため再破裂、再出血予防の処置が必要となります。しかしながら昏睡状態やきわめて全身状態の悪いときには残念ながら手術治療のできない場合もあります。

脳動脈瘤クリッピング術

まず全身麻酔をかけたあと、外科的に開頭を行い、手術用の顕微鏡を用いて脳をうまく分け、動脈瘤まで到達します(図3)。

続いて破裂した動脈瘤の根元を専用のクリップではさみ、血液が流入しないようにする手術です(図4)。

動脈瘤に対する最も広く普及している治療法です。

動脈瘤が脳表に近いあるいは小さい場合は手術しやすいのですが、奥深い、大きい場合には困難となります。


図3 開頭して動脈瘤を露出したところ


図4 動脈瘤に2つクリップをかけたところ

コイル塞栓術


図5 プラチナ製コイル:
非常に細くやわらかい。
電気を流して離断する

太ももの付け根の血管から治療用の細い管(カテーテル)を動脈瘤の中まで誘導して、その中を細くやわらかいプラチナ製のコイル(図5)を通して、動脈瘤を内側からつめてしまう治療です(図6)。

血管内手術と呼ばれる新しい治療法ですが、まだ治療できる施設が少ないのが現状です。

クリッピングの困難な奥深い場所の動脈瘤でも治療可能ですが、動脈瘤の形がくびれていないとうまくコイルをつめることができないので、すべての動脈瘤に行えるわけではありません。全身麻酔が望ましいのですが、局所麻酔でも行うことが可能です。最近、クリッピングに比べて成績が良いという報告がなされ、治療例が増えてきています。


図6 コイル塞栓術:内頚動脈瘤にコイルをつめている

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