最終更新日:2022/03/15

頭部外傷

急性期疾患

外傷性脳出血(急性硬膜下出血、急性硬膜外血腫、脳出血、外傷性くも膜下出血)、外傷性脳損傷(脳挫傷・びまん性軸索損傷など)、頭蓋骨骨折、外傷性血管損傷などの治療にあたっています。
特に重症頭部外傷の場合、全身の多発外傷を合併することも多く、ICUや他科と合同で全身管理を行い質の高い治療を行っています。また緊急手術となる場合でも、救急外来から手術室入室もスムーズに行うことができ、1分1秒を争うような場合も出来る限りの最善の治療を行うようにしています。さらには必要に応じて脳圧センサーなどのモニタリング、低体温療法なども行っています。

術後あるいは状態が落ち着いた時にはできるだけ早期にリハビリを開始します。

・急性期疾患としては急性硬膜外血腫、急性硬膜下血腫などがあります。

慢性期疾患

頭部打撲後に、すぐではなく数週間~数か月して症状が現れる、慢性硬膜下血腫という病気もあります。手足の麻痺の進行や失禁、ぼけたような症状などがみられ、画像検査にて発見されます。この病気は局所麻酔をして頭に小さな穴をあけ血腫を排出することにより症状の改善がほとんどでみられます。

・慢性硬膜下血腫